月別アーカイブ: 2017年2月

とある案件

保険調査の仕事でやはり苦しいのは告知の不適を判断する時です。こないだ担当した案件では、ご主人がどうもがんになっていることを自覚(便をする際に出血して通院しており、医師から検査を薦められていた)していたのにも関わらず、告知書には一切書かずに保険契約していたというパターンです。

こういった場合はほぼ保険金が支払われます。契約時に問題が無かったのであれば不当な不払いになりますし、告知の時効は2年なので契約から2年が経過すれば告知にウソがあっても保険金を支払うことになります。しかし、この2年の間にランダムで契約者を選んで自分のような調査員が告知にウソがないか調べることがあります。

先ほどのケースでは、契約後1年経ってからがんと診断されたことを連絡され調査することになりました。担当医師に連絡したところ精密検査を薦めていたこととがんの疑いがあることを被保険者に伝えていたことを確認し、報告書では契約段階での告知義務違反ということになりました。

しかし時効成立まで2年以内であっても、契約時に見抜けなかったのはこちらに落ち度があるので保険金は支払われました。営業マンは契約を取って歩合制で給料を稼いでいるから会社に不利になる契約でも薦めようとしますが、保険会社に迷惑かけるだけではなくて他の加入者さんにも迷惑かかるので本当に止めてほしいです。

もちろん、がんと診断されたことをだまっていたり、既往症の薬を飲んでいることを隠していたら、たとえ契約から2年が過ぎていても保険金は支払われません。今回のケースはグレーゾーンにあたるもので、告知条項には当てはらまないけれど、病気になっていることがかなり疑わしいというものです。

似たようなパターンで、半年以上前に通っていた病院では手術を薦められていたけど、現在通っている病院では手術は薦められていないというケースです。この場合も基本的に該当部分に関して不担保付きで契約するのが正解なのですが、この半年間は手術を薦められていない、ということになるのでグレーゾーンです。どの保険会社の営業マンも一度聞いてしまったら不担保になることを伝えるでしょうが、聞かなかったフリをして契約を勧めることもあるようです。自分のツライ仕事が増えるのは勘弁してほしいです。

転職ステーション-保険調査員ってなんですか?